以前から、自然療法界隈で話題になっている有機フッ素化合物。最近は、生活のなかで一番身近な「飲み水」に【基準値以上】の有機フッ素化合物が混入していることが判明。この物質が、どうして問題なのか?どうやって対策できるのか?体験談から書いていきます。
最近話題のニュース
世界に誇る地下水都市といわれる熊本で、こんな報道がありました。もちろん、熊本に限らず他県でも続々報道されています。各自ができる対策は、報道されていなかったが残念。ぼくがしている対策は、後半に書いています(早く見たい方は目次から飛んでね)。
住んでいる熊本県で
東京都でも
長野県でも
愛知県・岐阜県でも
兵庫県でも
広島県でも
沖縄県でも
沖縄でも有機フッ素化合物の水道水への混入が話題になっています。検出濃度が高いこと、そして日本の規制が緩いことも問題になっているようです。
有機フッ素化合物って?
有機フッ素化合物は、高熱でも分解されず、水にも油にも溶けないのが特徴。つまり、ちょっとや、そっとじゃ、微動だにしない安定しまくりの化学物質。だからこそ、防水、防汚、耐火などの用途で生活の中に浸透しています。特に、PFOS(読み方はピーフォス:パーフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(読み方はピーフォア:パーフルオロオクタン酸)は、最もよく知られる有機フッ素化合物です。
生活の中の有機フッ素化合物
出所と経口摂取
おもな出所は、防水加工製品、食品包装材料、消防泡消火剤、工業プロセスなどからの排出。これらが土壌に浸透し、地下水にも到達して、広域の水質汚染を引き起こします。有機フッ素化合物は半導体製造過程で使用される化学薬品に含まれることから、TSMCができた熊本に住んでいるだけに、汚染の悪化を心配しています。経口摂取は、水道水のほかに、フッ素加工のフライパンを使った料理や、フッ素入りの歯磨き粉や洗口剤です。最近は、使い捨てマスクの防水処理としてフッ素加工がされてるみたい。マスクをしている人は要注意。
からだへの影響
有機フッ素化合物は、化学的にとても安定していて自然界では分解できない。それゆえ、「永久化学物質」ともいわれ長期間環境に残留し、飲料水や食品を通じて人間の体内に、一生涯蓄積されます。有機フッ素化合物によって、癌、肝臓疾患、免疫系の問題、流産など、多岐にわたる健康問題リスクが指摘されていて、ホルモンの働きを妨げる内分泌攪乱化学物質としても機能するから、不妊や甲状腺の病気にも関係しているそう。
健康被害のリサーチ
十分なエビデンス(証拠)があるもの
乳児や胎児の発達障害/腎臓がん/脂質異常症/抗体反応の低下
限定的・示唆的なエビデンス(証拠)があるもの
乳がん・精巣がん・肝機能障害・潰瘍性大腸炎・妊娠高血圧症・甲状腺機能の異常
▶︎US EPA(米国環境保護庁)の研究
PFOSが免疫系の機能低下、特定のがんリスクの増加、生殖器トラブル、こどもの発育への影響、高コレステロール、肥満リスク増加など、多種の健康問題を引き起こす可能性が示唆された。
▶︎National Institute of Environmental Health Sciences (NIEHS) の研究
PFASが、免疫系の機能不全、内分泌系の乱れ、肥満、および子どもの認知および神経行動発達への影響など、広範囲の健康影響を及ぼす可能性が示唆された。
残念な日本の取り組み
残念ながら、日本の取り組みは、まだまだ発展途上のよう。むしろ後退しているようにも見えます。だからこそ、僕たちは、積極的に情報を取りにいって、セルフケアをしたり、自己防衛できるツールを手に入れる必要があります。
水道水について
有機フッ素化合物の安全基準は各国さまざま。日本が50ng/l、アメリカが4ng/l、ドイツが100ng/l、世界保健機構(WHO)が100ng/lです。一見、世界的に見て悪くはない基準値に見えますが、アメリカが相当厳しく取り締まっているのを見ると、アメリカ基準に近い方が良さそう。今回の熊本での検出濃度は、多い地点で73ng/lでしたが、東京、沖縄、大分などは桁が違うほど高濃度で検出されています。数年前から発覚していて、いまだにこの問題は続いている状況です。
フッ化物洗口について
世界保健機構(WHO)は「6歳未満にフッ化物洗口するべきでない」と見解を示しています。でも、日本は乳歯が生える頃からフッ化物洗口をしています…
歯磨き粉について
歯磨き粉の中のフッ素濃度は以前は最も高濃度のものでも1,000ppmでした。それが、2017年3月から、1000ppmを超える歯磨き粉を医薬部外品として許可し、2023年1月には、6歳から14歳までは「1500ppmを2cm程度を推奨」に変更となりました…
有機フッ素化合物の対策
「永久に排出できない化学物質」だからこそ対策したい
ほかの化学物質なら、高熱で分解できたり、水に溶けて体外に排出しやすかったり、油に溶ける性質を利用して自然療法でデトックスしたり、いくつか対策を考えやすいのだけれど。有機フッ素化合物は、とにかく頑丈な化学物質。「一度、体内に入ったら排出できない」ってちょっと恐くないですか?ぼくは、早め早めの予防をする派なので、以前から対策を考えていました。
とにかく体内に入れないこと
フッ素加工しているフライパンを使わない、フッ素入りの歯磨き粉や洗口剤を使わない。使い捨てマスクをしない、または、布製かシルク製のマスクを使う。これらは意識して避けたら大丈夫なこと。歯医者さんでは、フッ素の入ったものは使いたくない旨を伝えましょう。一番の問題は、やはり「水」。水分補給もご飯を炊くにも料理を作るにも、水は欠かせません。有機フッ素化合物が除去された(入っていない)水を手に入れるのが、最優先事項だと考えています。
最初の試み▶︎良質な水を買う
正直言うと、水の購入歴はもう10年以上になります。地下水が豊富な熊本市に住んでいてどういうことだ!って感じですが、当時はマンション住まいだったので貯水槽の水を飲むのに抵抗があったのです。なので、鹿児島の垂水温泉のお水(温泉水99)や、地場である阿蘇の白川水源のお水を、毎月毎月何箱も購入していました。両方とも、とても美味しい水で、成分分析もちゃんとされているから安全。そんな生活を10年以上続けてきたけれど、、、12リットルや20リットルのケースを何個も運ぶのが、面倒になってきました。え?それ?みたいな理由だけど、このケースを持って、あちこち移動するのは、何気にしんどいのです。そこで考えたのが浄水器でした。
重くて無理!▶︎いい浄水器見つけた!
昔、使っていた浄水器を調べたら有機フッ素化合物はノーマーク。それどころか除去できる有害物質がたった十数種類だったことに、愕然としました。浄水器を使うなら、有機フッ素化合物が除去できるもの一択!そんな思いで、浄水器をリサーチし始めて、やっとのことで納得できる浄水器を見つけました。おすすめの浄水器はマルチピュアの最上位モデルです。
おすすめの浄水器はマルチピュアの最上位モデル
やっとで見つけたお気に入りの浄水器。キャンペーンは後半に載せてます。よかったら活用してね。
★有機フッ素化合物を除去できるモデルはこれ!
有機フッ素化合物を除去できる最上位モデルの浄水器は、レンタルのモデルならMP880フィルターを選ぶ。レンタルじゃなく購入するならAquaextraシリーズを選ぼう。※MP880フィルターの選択はレンタルページから「申込み」に進むと、フィルターの種類を選べます
レンタルがおすすめ(購入との違い)
購入の場合、Aquaextraシリーズを選ぶなら、十数万円と結構まとまった金額が必要(分割可能)。一方で、レンタルの場合、MP880フィルターの上位モデルでも月額3,300円と、今まで使っていたレンタル浄水器の月額使用料と変わらなかったから。そして、もう一個の決め手は、カートリッジ交換費用(約20,000円ほど)が、レンタルの場合は無料だったこと。レンタルに決めるのには、十分なメリットでした。
水を買っていた時との違い
- 重い水を何度も運ばなくて良くなった
- マルチピュア浄水器にすることで、毎月のコストが3分の1に減った
- 水の在庫を気にせず、安心してたっぷり飲料や料理に使えるようになった
- マルチピュア浄水器なら、水の中の天然ミネラル成分は除去されない
- 有機フッ素化合物のPFOA /PFOSを95.5%以上除去できる
どうしてマルチピュアを選んだの?
有機フッ素化合物を除去できる浄水器は日本にほとんど無いから(これに尽きる)。あと、コストパフォーマンスも二重丸。
工事不要で簡単取り付けもできる
浄水器を置くスペースがあれば、こんなふうに工事不要で簡単に取り付けできる。わからないことがあれば、公式ページから無料で相談できるよ。
我が家の導入例
我が家では、レンタルの浄水器をシンク下に収納し、洗い場に穴を開けて浄水器専用の蛇口を取り付ける「ビルトイン式」を採用。家を新築したついでだったし、この先もマルチピュアを使うだろう、と思い、見た目を重視して決めました。ただ、ビルトイン式は工事費用が別途かかります。※左の蛇口は普通の水道水専用
★紹介キャンペーンでお得に始めよう
有機フッ素化合物が除去できる浄水器は、レンタルならMP880フィルター、購入ならAquaextraシリーズのリンクから申し込めます。申し込みフォームにある「紹介者」または「備考欄」に 細川裕人から紹介 と記入するとAmazon2,000円のギフトカードをプレゼントしてくれるそう。僕が申し込むときは紹介者がいなかったので、皆さんは、少しでもお得に始めてください。 ※MLMではありません
フッ素に関する注意点
自然には「天然のフッ素」もあります。たとえば、天然塩や天然ミネラルの中に含まれるフッ化カルシウムは、天然だから無害。気をつけないといけないのは、人の手が加わった人工的なフッ素化合物です。今回記事にしたのは、有毒な有機フッ素化合物(人工的なフッ素化合物)ですから、ちゃんと分別してください。からだに良い天然塩の成分を見て「フッ素が入ってる!」と誤解しないように。
さいごに
きれいな水の取水地は外国人に買われる時代になりました。最近は、水道が民営化して外資に買われています。嘘ではなく本当のこと。興味がある人は調べてみましょう。日本人が安全な水を確保できるのは難しくなっているし、かといって水が豊かな土地を買うのは非現実的。そんなとき、許容範囲のコストパフォーマンスで、飲料水を安全にできるならこれに越したことはない。自分の家族は、自分たちで賢く守りましょう!