もっと健康になりたい

値段が同じアイス、どっちを選びますか?[体に良いアイスの選び方]

暑い季節になりました。年々暑さが増しているような気がする今日この頃。みなさんも、そう思いませんか?こんな時は、アイスを食べて身体をクールダウンしたいですね。とはいえ、好きなアイスをやみくもに食べるのは、オススメできません。とっても簡単に身体に良いアイスを選べますから、参考にしてみてください。食べるものが悪かったり、身体に悪い習慣を続けると、骨格の歪みを取り除いて痛み・疲れ知らずに過ごしていても、病気になってしまいます(もったいない)。整体師は、患者さんの健康を守るために知っておきましょう。また家族の健康を支えることが多い、世のお母さん、そして若い世代にもこの情報が届き、ご家族の健康に役立ててもらえたら幸いです。

1、ひとは一生でどれだけアイスを食べるのか?

一生にアイスを1回しか食べないのなら「どんなアイスでもお好きなものをどうぞ」と言ってあげたいのはやまやま。そんなことはないので、実際のところどうなのだろうと換算してみました。すると、一生に食べるアイスは少なくとも720個くらいと判明。これは、6歳から50歳のあいだ、暑い季節(5月〜9月)に週1回アイスを食べる前提での換算。冬もアイスを食べる人、週2回アイス食べる人なら、この数は倍々に。ってなるなら、身体に良いアイスを食べたいな、と思います。

一生で食べるアイスの数

2、ポイントは「植物油脂」

植物油脂は、身体に良いアイスを選ぶうえで、大事なキーワード。それが入っているかどうかも大きな見極めポイントです。食物油脂は「アブラヤシ」の実からとれるパーム油が使われています。パーム油と聞くと「なんだか健康に良さそう」と油断しがち。実はパーム油が悪いというより、それに含まれる【酸化防止剤】が身体に悪いのです。この成分は、動物実験で発がん性が確認されていますから要注意。

3、アイスの種類は4種類

アイスは使われている原料によって4種類に分類されてる、ってご存知ですか?(食品衛生法)。分類の調べ方は簡単。アイスのパッケージの「種類別」というところを見て。そこには、アイスクリーム/アイスミルク/ラクトアイス/氷菓のどれかが書かれています。

▶︎アイスクリーム

乳固形分15%以上で、そのうちの乳脂肪分が8%以上入っているものはアイスクリーム。乳固形分(乳製品のうまみや栄養分)が多く、リッチなミルク感を感じられる。こってり感じるアイスはアイスクリームのことが多いです。アイスクリームのポイントは食用油脂の添加が禁止されている、ということ。つまり、安心なアイスと言えます。

▶︎アイスミルク

乳固形分10%以上で、そのうち乳脂肪分が3%以上入っているものはアイスミルク。乳脂肪分がアイスクリームより少ないため、植物油脂が加えられているアイスミルクもあります。アイスクリームほどは安心できない、ということ。

▶︎ラクトアイス

乳固形分が3%以上入っているもので、乳脂肪分が少ないため、それを補うために植物油脂が多く使われてるものをラクトアイスといいます。乳脂肪分は3%未満か、ほとんど入っていないので、身体には良くないアイスと言えます。

▶︎氷菓(ひょうか)

乳固形分3.0%未満のもので、水、牛乳等の液体食品又はこれらの混合物に小豆、澱粉、果汁、果実、砂糖、蜜等の食品又は着色料、香料等の添加物を混和し、固形態に凍結させたもの、をいいます。食物油脂は使われていないから安心とも言えますが、添加物には注意が必要です。

4、結果:ラクトアイスが一番身体に悪い

ラクトアイスは乳脂肪が少ない分、アイスクリームより口当たりがサッパリしていて、食べやすく、無意識に選んでいる人は多いかも。皮肉なことに、植物油脂の添加が禁止されているアイスクリームより乳成分が少ないため、ミルク風味を補うために安定剤や乳化剤などの添加物が多く使われています。添加物が一番多くなるラクトアイスは、一番避けるべきアイスです。

5、他につけたいアイスの添加物

アイスのパッケージにある[原材料名]を見てみましょう。安定剤や乳化剤としか書かれていないことも多いですが、これらもチェックして欲しい添加物です。添加物の中には自然由来のものも一部ありますが、そうではない成分も多種類含ありから慎重に判断を。

▶︎安定剤

カラギナンは、胃潰瘍や発がん性、潰瘍性大腸炎の原因に。トラガントガムは、動物実験で発がん性が認められています。キサンタンガムは、遺伝子組み換えのトウモロコシや大豆を使用している可能性があり不安な成分です。

▶︎乳化剤

レシチンは、遺伝子組換えの大豆を使用している可能性があり、アレルギー反応も含めて不安な成分です。ポリソルベート類は、発がん性や腸炎の原因になると言われており、遺伝子に異常をもたらす可能性が指摘されています。

▶︎果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)

甘みが非常に強い液状の糖で、血糖値を急激に上昇させます。肥満や糖尿病、疲労感の原因になると言われています。

▶︎アセスルファムK

化学合成された糖で砂糖の200倍の甘みがあります。体内で分解されないため肝臓に負担をかけたり、胎児に障害を起こす催奇性も指摘されています。

▶︎アスパルテーム

化学合成された糖で砂糖の180〜220倍の甘みがあります。体内で分解されると、劇物のメチルアルコールに変換されます。肝臓への負担のほか、脳腫瘍や白血病やリンパ腫の関連性も指摘されています。

6、氷菓でも油断できない

氷菓なら、食物油脂は入っていないので安心かと言われれば、実はそうでもありません。この場合のポイントは、上記の添加物。人気の氷菓「ガリガリ君」なんかが良い例です。ガリガリ君の中身(原材料)を載せておきます。ショックで次から選ぶアイスが変わるかもしれません。オススメの氷菓は井村屋の「あずきバー」。食物油脂も果糖ブドウ糖液糖も添加物も含まれていないので安心です♪

7、衝撃!良いアイスも良くないアイスも値段は一緒!

「身体に良いアイスは高いんじゃない?」と思う方もいるかも。でも、案外そんなことありません。アイスクリームもラクトアイスも値段はほとんど変わらないか同じこと、なんてことがよくあります。値段が変わらないなら、身体に良い方がものが良いよね!と、思います。

8、基本、乳製品は少なめにしよう

ここまで話してなんですが。自然療法家として元も子もない大事なことを、ひとこと言わせてください。牛乳に含まれるタンパク質の約80%を占めるカゼイン。このカゼインは実は曲者。 カゼインは人の腸ではなかなか消化できず、未消化のカゼインは腸に炎症を起こします。腸に炎症が起きると、腸内細菌のバランスが崩れたり、免疫力を司る腸が弱ることで外敵に負けやすい身体になってしまう、ということ。免疫が落ちている人や、妊活をしている人の場合、不妊や流産の原因となるカンジダ菌が増殖してしまうので、さらにオススメできません。そういう意味では、より健康的なアイスは、氷菓または豆乳でできたアイスがオススメです。

9、まとめ

ポイントを押さえて9分ほどの動画にまとめました。値段が同じバニラアイスどっちを選ぶか?の質問と答えです。ぜひ家族や大切な友人にシェアしてもらって健康的な生活をより多くの方に知っていただけたら、と思います。

10、さいごに

10年ほど、アルティメット骨格調整と自然療法に携わって痛感していることがあります。人生の最後まで、ピンピン元気に楽しむには「仙骨の歪みケア」と「身体の内側からのケア」の両方が大切。13,000症例を施術して、痛感しています。前者だけだと、病気で入院してしまうかもしれない。後者だけだと、足腰の手術を繰り返したり車椅子のお世話になるかもしれない。両方していなければ…。せっかく生まれた地球で、一度の人生。ポックリ逝く最後の日まで、健康でバリバリ歩ける未来は可能だし、人生をマックス楽しめます。